コラム

JAL 日本航空株式会社内定者インタビュー「きめ細やかなレッスンが ありのままの自分で挑む勇気を育んだ」

JAL 日本航空株式会社 2023年度採用予定
松尾ちなみさん 新卒採用

幼い頃からの夢だったCAを目指し、学生時代から大手エアラインスクールに通いながらも型にはまった授業に違和感を感じているうちに、新型コロナの影響で航空業界が軒並み採用中止に。
逆境を乗り越えて、採用が再開された今年度、オンライン型エアラインスクールBelieve in(以下Believe in)で受講を開始し、憧れの日本航空株式会社(以下JAL)から内定を得た松尾ちなみさんと、指導にあたった木村結講師のロングインタビュー。
【コース 1か月集中コース 追加レッスン 4回】
※JALの募集はコロナ禍以降3年ぶりとなったため、今回特例により既卒者も新卒として採用されています。

_まずは航空業界を目指した理由を教えてください。

(松尾ちなみさん 以下松尾) 海外の人と話したり、そもそも人と話すことが好きなので、将来的には海外に携われる仕事をしたいという思いがありました。
元々身長が高く、自分の性格と、心身ともに活かせる仕事は何かなと考えた時に、客室乗務員になりたいと思うようになりました。

_松尾さんは今回はJAL一筋で就活されたんですよね。

松尾> 幼いころから家族もよくJALを利用していて、利用するたびに気持ちが高まっていきました。
学生時代に半年間留学した時に、日本のサービスは世界から見てもトップレベルだと感じましたし、丁寧な心づかいにも、日本ならではの文化だなと思うことが多々ありましたので、JALで働きたいという思いが強くなりました。

大手スクールの指導に違和感

_就活に向けて、いつから準備を始めたんですか?

松尾> 大学生の時から大手の対面型のスクールに通いましたが、どこか自分に合わず行かなくなってしまいました。
型にはまったタイプの授業で、間違えると白い目で見られることがあり、面接練習でも、よく見せようとしなくてはならない雰囲気で、窮屈になってしまいました。
一方で木村先生の授業は、とにかく自分と向き合うという感じでした。
どうして早く行かなかったんだろうと思います。

木村先生(以下木村)>嬉しい!

_松尾さんが、数あるエアラインスクールの中でBelieve inに決めた理由やきっかけはなんでしょうか?

松尾>現在就業しており、朝8時45分から仕事をして、帰り着くのは18時半くらいになるので、対面のスクールでは仕事との両立が厳しいなというのがありました。
それに加えて、やはり理由として大きかったのは、面接での回答をガチガチに固めていくようなスクールは合わないなと思いました。
オンライン型の、比較的融通が効くエアラインスクールを探した時に、Believe inのホームページを見つけました。その時に紹介文を読んで、自分を型にはめるのではなくて、「自分を信じる、自分を高めていく」というスタイルを知り、木村先生のお試しレッスン60分を受講して、ここにしようと決めました。

_お試しレッスンで一番ピンときたことは何でしたか?

松尾>先生の人柄ですね。フランクでありながら、自分がどういうことを面接やエントリーシートで伝えればいいのか一緒に考えを深めてくれるような、明るくて優しい方でしたので。
レッスンしながらも、気軽に話せたので、自分に合っているなと感じました。

(Believe in 元受講生 松尾ちなみさん)

_自然と自分らしさを出せる感じだったんですね。

松尾> そうです。ご縁だと思います。

_木村先生、お試しレッスンの時の松尾さんの印象を教えていただけますか?

木村>ちなみさんは、体験レッスンでお会いした時から、言葉遣いも、わかりやすさも、雰囲気もJALさんにピッタリだし、ご縁さえ頂ければ、内定が出ておかしくない子だなと思いました。でもその割にちなみさんが、自信がないのがもったいない!と感じましたね。
そこをどう引き出そうかなというのは、常に考えてレッスンをしていました。
また、きっと以前通っていたエアラインスクールで「面接ではこうあるべき」という考え方が刷り込まれたんだろうなと感じましたね。
エントリーシートも当初ちなみさんが準備していたものから、がらりと内容を変えたり、“こう書くべき” ではなくて、もっとちなみさんの良いところがあるのではないかなというのを最初から感じていました。まずは色々とフランクに話すことで、実はそこがちなみさんのアピールポイントなんだよ、という点を探していくことを第一段階からすごく意識しました。

(Believe in 講師 木村結)

きめ細やかなレッスンで 不安が自信に変わる

_松尾さん、自信がなかったのはなぜですか?

最後まで自信100%ではなく、面接官に変化球で聞かれた時にパッと反応できるかは不安でした。
私は予想外のことを聞かれてニコニコ笑顔でいられるタイプではなくて、結構すぐ顔に出てしまうタイプだったのですが、それもレッスンを重ねる中で、「もしわからないことがあれば正直にわかりませんと言っていいんだよ」と言っていただいたりしました。
「どんな質問が来ても大丈夫!」と思えるような心境の変化というか、気持ちが変わったなと思います。
前に通っていたスクールでは、「これが来たらこう答えよう!このエピソードを出す!」「定番の質問にはこう答える!」といった練習をしていました。
でもそうではなくて、自分の今までの人生で、こういうことがあったなというのを振り返って、それを深めることで、面接で何を聞かれても自然に答えられるようになりましたし、本当にわからないことを聞かれたときにも、究極的には、素直に「分かりません」と言った方が、面接官にとっても好印象だと先生から教えていただきました。
自分の引き出しを増やせましたし、自分の人生でこういうこともあったなと、レッスンを通してで思い出すことができ、自分らしさを見つけられました。

木村>松尾さんと話してみると、みんなができることじゃない経験を、あまりにさらっとやってこられたからか、アピールしていなかった点もあることがわかりました。
例えば留学先でちなみさんが企画して餃子パーティをしたこと。宗教的な理由でお肉が食べられない人がいるから、食材をひよこ豆に変えて、世界中の人が楽しめる餃子パーティを提案して開いたとか。

松尾>「そのエピソードをちゃんと伝えた方がいいよ」や、「そこを省く代わりにここをもっと押し出した方がいいよ」など、私のアピールポイントを的確に積み重ねていただきました。

_きめ細やかですね。

木村>ひとつひとつのエピソード自体もとても良いけど、それをやったきっかけとか、そこに伴っていたちなみさんの思いとか、気遣いとか、そちらの方が大事だと思っていたんですよね。こんなことがありました、というのも大事なのですが、やっぱり「私はこういう思いでやりました、私はこう言われてこう感じました」といった、その人ならではの人柄や気遣いが伝わる方が大事だと思っていたので、その表現の仕方を意識してお伝えしていました。

_それだけ準備していくことで松尾さんも、例え面接の場でも、わからないことはわからないと言える自分自身を受け入れられるようになったんですね。

松尾>そうですね。ただ、面接の前の日になると、不安になることも多かったです。
それでも木村先生にメールで不安なことをお伝えすると、その日のうちに対策を教えててくださったりしたので、本当にありがたかったです。そういうことは、生徒や先生がたくさんいる大手スクールでは難しいと思います。本当に小さいこと、細かいことで不安になることもありましたが、木村先生が応えてくださったのがありがたかったです。

木村>実は面接が、大きな事件があった日の翌日の実施だったこともあり、「最近の気になるニュースは?」と聞かれたら、触れた方がいいのか触れない方がいいのか?とか。やはり前日になると、ラストスパートなので不安になることもありますよね。

「私の人生をちゃんと聞いてくれる先生のおかげで
面接を楽しめるまでに成長できた」

_先生であり、伴走者というか、一緒に走ってくれている感覚ですね。

松尾>本当にそう思います。最後まで寄り添ってくださって、自分自身を引き出してもらえたと思います。
先生と私の雑談の中から、自分では気付いていないアピールポイントを汲み取ってくださることが多く、これをアピールできるのではないかと言っていただきました。自分自身の人生についてここまでしっかりと聞いてくださる先生にはなかなかお会いできないと思いますし、そういうところは Believe inならではだと思います。

_採用試験が進む中で、レッスンを受けたことでの手応えを感じたことはありましたか?

松尾>本当に手応えを感じることが多かったです。
最初の面接では、予想外の質問されると、必死に答えていたのですが、だんだんと面接官との会話を楽しむといいますか、面接ではなく、「楽しみながら話す」という風に変わっていきました。なにが来ても動じない心が少しずつ培われたかなと思います(笑)

_ここで伺いたいんですが、木村先生ってどんな方か教えていただけますか?

松尾>明るくてエネルギーに溢れながらも、上品さもあって、こんな風になりたいなって思える人でした。一緒にやるぞと引っ張っていってくださる方なので、私が最終選考を控え、緊張していた時に、先生は現役時代の話をしてくださったりして、暗い気持ちを吹き飛ばしてくれました。
先生は笑顔を大切にされていて、レッスンの時も、「笑顔が大切よ、笑顔笑顔!」と言われているうちに、自然と変わっていったように思います。

_もしBelieve inに出会ってなかったらどうでした?

松尾>自分の不安に負けていたと思います。

_先生に出会って励まされたり、新しい自分を発見できたりしたことによって、今のままの自分で面接に臨めるようになったんですね。

木村>レッスンをしていくうちに、ちなみさんがどんどん変わっていくのが目に見えてわかりました。

_Believe inでの受講、どんな人に勧めたいですか?

松尾>あまり自分に自信がない人に勧めたいです。私には合っていたと思います。

_木村先生はいかがですか?

木村>Believe inに来てくださる生徒さんは本当に奇跡だと思っていて、今は本当にホームページしか窓口がないので、奥深くまで検索して来てくださる方と言うのは間違いなくCAへの思いが強い方であったり、自分で情報を掴みに行こうと頑張れる方だと思います。概念的なCAではなくて、こういうCAになりたい!というビジョンがしっかりあって、謙虚に素直にそれに向かって学んでみたいと思った方にぜひ来ていただきたいですね。

「嘘偽りのない自分で、憧れのCAにチャレンジしてほしい」

_with コロナの局面になり、外面だけではなくて、中身も整えた上で面接を受けることの大切さについて教えてください。

木村>外面だけでは、特にCA受験においては本当に通用しないんですよね。核心を突いた質問をされるので、どんどん皮を剥がされる。
だから見た目は完璧、答え方も完璧、というような方は、最初はこの人すごいなって思われがちなのですが、やっぱり中身が伴っていないと、どんどん奥深くそこを突いてくると思うんですよね。それはやはり、人材を厳選して、内面の伴った客室乗務員を育成したいという理由からです。
そしてまたコロナの後だからというのもあって、それなりの覚悟、より今まで以上の責任感の強さも必要だと思います。面接の初期段階くらいまでは、笑顔とか印象などが重要な要素になりますが、最終に行けば行くほど、その人の内面を知るために奥深くまで質問されているなと感じます。
やはりお客さまから愛されるCAになるためにも、中身が伴っていないと、お客さまにファンになってもらえるような対応は難しいんですよね。

_レッスンの中で、一番伝えたかったことはなんですか。

木村>やっぱりその嘘偽りのない自分らしさを大切にしてほしい、それをしっかりアピールしてほしい。でもそのためには、その自分に自信を持たなくてはいけないので、自信を持つためにはどういうことを頑張ったらいいのかとか、自分では気づいていないアピールポイントとか、魅力に気づいて、強みと自信に変えてほしいなと常々話していました。

_松尾さんの変化はどう感じていましたか?

木村>最初は以前のスクールで習ったように、「うまくまとめないと」という感じで、言葉がスムーズに出てこない、こういう言い方でいいのかなみたいな、探り探りなところがあったんですけど、その都度、私だったらこう答えるよ、というのを見せると、すぐ実践できるようになって。多分ちなみさんの中でイメージが膨らんだんだと思うんですよね。そこからはだんだん自分を素直に正直に表現するコツを掴んで、それからはどんどんちなみさんらしさが出てきたというのが練習するほど伝わってきて。最後の方は、「もうこれは面接官に響かないわけがない」と思いました(笑)
言葉が詰まらないでいうことが正解なのではなくて、詰まってもいいから、自分の心を込めて伝えるのがすごく大事だというのをそのまま実践されてきたので、試験が進むごとに変化を感じました。

 

_合格の連絡をいただいた時は?

松尾>本当に涙が出るほど嬉しかったです。
夢が叶うというのは本当になかなか経験できることではないので、本当に幸せ、喜び、感動が全部詰まった体験でした。

_木村先生は合格の一報を受けた時どんな気持ちでしたか?

木村>泣きました。大丈夫だろうとは思っていましたが。ちなみさんの受験と、私のサポートを応援していた夫にも思わずすぐに報告しました(笑)

_先生と生徒の関係を超えて、横並びで一緒に走ってきた感じが伝わってきますね。

木村>講師をやっている感覚というよりも、後輩の感覚というか。そういう感じでいつも接していたので、自分がこれまでやってきた仕事をこれから松尾さんがやるんだなと、感慨深い気持ちになりました。
私もCAを退職してはいますが、なりたいと思ってなった職業で、なってよかったと思うからこそ、これから目指される方にも本当に同じように感じてもらえたら嬉しいですし、もし受からなかったとしても、一緒に伴走した期間が少しでも無駄にならないように。受からなかったけど、Believe inで学んで、木村と出会ってよかったなと思ってもらえるようなところまでは、最低でも持っていかなくてはいけないなという使命感があります。
それがまさかちなみさんの努力のおかげで、超高倍率のJALさんに合格するという結果がついてきたのは本当に凄いことなので、私も一緒に夢を叶えさせていただいたという気持ちです。

_松尾さん、最後に今後の夢を教えてください。

松尾>世界中の人から、私がその日その飛行機で乗務していて良かったなと思っていただける、お客さまだけではなく、一緒に乗務している同僚からもそう思ってもらえる、愛される客室乗務員として頑張っていきたいと思います。

〈インタビューを終えて〉

松尾さんに、「新型コロナの影響で、採用がなくなった時の気持ちは?」と尋ねた際、「残念だった。悔しかった」といった言葉が返ってくるかと思いきや、松尾さんの答えは、想定を超えたものでした。
「ラッキーだと思いました。これで航空業界を目指して、もっとじっくり準備ができると思って」と。
就職活動という人生の転機に、コロナという未曾有の危機にあってもなお、逆境を乗り越えていく松尾さんのしなやかな強さが詰まった、印象的な言葉でした。

その時の素直な気持ちを、自分の言葉で伝えようとする姿がとても魅力的な松尾さん。しかし受講前は、そういったことも得意ではなかったといいます。
きっと木村先生がレッスンの中で繰り返した「そのままのちなみさんでいいんだよ」という励ましが、今も松尾さんの中で自信となって息づいているのでしょう。松尾さんと木村先生の間で培われた信頼関係を感じずにはいられませんでした。

松尾さんが受講したオンライン型エアラインスクールBelieve inでは、1人の生徒に丁寧に向き合い、クオリティの高い指導を保つため、定員に限りがあるということです。松尾さんのようにきめ細かく指導を受けながら、自分を偽ることなく自分の強みを活かしてCAを目指したいという方は、ぜひお早めに問い合わせてみてはいかがでしょうか。(文責 インタビュアー仲田百)

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著者プロフィール

木村 結

オンライン型エアラインスクール「Believe in」代表、講師。ANA・アシアナ航空にW合格後、2006年にANAに入社。客室乗務員として10年間勤め上げた後、結婚を機に退職。現在は一児の母として育児をしながら、Believe in の代表として、CAを目指す方のサポートに全力で励む。

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