コラム
エアライン業界を目指す皆さん(^^)/ こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
エアライン業界の厳しい状況は続いておりますが、またたくさんの飛行機が
世界中の空を飛び回る日まで、もうひと踏ん張り!!というところでしょうか。
みなさんは、今どんなお気持ちで、どんな準備をなさっていらっしゃいますか?
自分がCAになって飛び回る姿、空港でとびっきりの笑顔で、
出発のお客様の手続きをしている姿など、、、
思い浮かべたりしていますか?
私はCAを目指していたころ、暇さえあれば自分がCAになった姿を妄想していました!笑
本当にCAになれるかな、空港で働けるかな、、と心配するよりも、
もし自分がCAになったら、、、グランドスタッフになったら、、、
どんな姿で、どんな雰囲気で、どんなことしているかな、、、と想像すると、
とてもワクワクしてきますし、叶えている自分が遠い存在に感じなくなるんです。
ぜひやってみてください(^^)/
しばらくエアライン採用がなさそうだな、、、と、
モチベーションやワクワク度が下がっていませんか?
そこで今回は、私が念願だったCAになり、10年飛び回る経験を経て、
今改めてCAをやってよかったなぁ。と感じること5つを
お話したいと思います。
え?!と思われる方、多いかもしれません。笑
でも、私にとって、これはとっても大きな、
ある意味財産の一つとなりました。
CAの仕事は体力勝負!であることはもちろんのこと、
飛行機の中で長時間働くというのは、常に整った体調と精神状態を
維持することが必須となります。
毎回ベストコンディションでフライトに臨む。
そのためには、日頃から意識していなくては難しいです。
また常に大勢の視線に入る中での仕事ですので、接客時以外でも
一貫して所作や振る舞いにも気を配ります。
これもまた、普段の生活から意識していなければ、
仕事のときだけにおいて発揮することは難しいのではないかと思います。
1人1人がその意識を持つため、それがスタンダードとなり、
そのような中に身を置くことになります。
高いパフォーマンスを発揮するために
自分を磨き上げる事ができる職業である
というのは、CAの魅力の一つだと思っています。
こちらも、CAになることで習慣の一つとして身につくことかもしれません。
CAになりたかったら、笑顔と心配りなんて当たり前!と皆さん思いますよね。
でも、実際の乗務においてこれを発揮することが、実は結構難しいんです、、、
いつもの慣れた場所で、緊張もない状況で、知っている人に、、でしたら、
ちょっとした心配りや気遣いをする、笑顔で接することのハードルは
それほど高くはありません。
それが、
毎回初めて会うお客様に対して、
保安要員としての緊張感を保ちながら、
1人のためだけでなく、何百人というお客様に対して、
そして経験数や緊張度合もそれぞれ異なる仲間たちと連携を図りながら、、
となると、、、(._.)
どうでしょうか。
私が実際に乗務し始めた時、自分が思っていた以上に表情がこわ張り、
自分が思い描いていた理想の姿や、お客様への心遣いの発揮を
叶えることができず、緊張と業務に必死になったいたことを
鮮明に覚えています。
何かお手伝いを必要としているお客様はいらっしゃらないかな。
自分にできる事は何かな。
と考える余裕なんてありませんでした(-_-)
でも、経験を重ねて、業務にも慣れ、そして他の仲間や先輩の発揮する
素晴らしいおもてなしや素敵な笑顔に刺激されながら、少しずつ学び、
実践できるようになりました。
自分がとびっきりの笑顔でいたら、相手も表情が柔らかくなります。
気持ちが和みます。
嬉しい!助かった!ありがとう!と言われる時ほど、喜びとやりがいを
感じる事はありません。
空を飛ぶ飛行機内という、非日常的な空間で、精一杯発揮させる笑顔と心配り。
これが染みつくと、普段の地上においての生活の中での発揮は難しくなく、
自然と無意識に、どこにいても、誰に対しても、口角の上がった表情で、気付きの
アンテナを働かせながら人と接するようになります。
その結果、
「笑顔が素敵」
「よく気が利く」
「感じが良い」
という好印象に繋がり、良好な人間関係を築きやすくなります。
お待たせしました!笑
皆さんの想像通り、やはりこれはCAの醍醐味の一つとして外せませんね!
CAになってから日本国内の都道府県は、全て!訪れました。
海外は全て!とはもちろん言えませんが、スケジュールによっては
ひと月に3~5カ国、乗務しました。
いつも初めて行く国は、少しドキドキしながら、事前に情報を集め、
必要な知識を入れておきます。
初めて触れる文化や風習、国民性など、新しい発見の連続で、
それを仕事で叶えられというのは、とても有難いことです。
皆さんが一番気になるのは、
「CAになったら、現地にどれくらい滞在するの?」
「観光とかするの?」
「どんな風に過ごすの?」
ということではないでしょうか(^^)/
これに関しましては、ステイ先での過ごし方、ステイ日数など、
また別に記事にしますので、少々お待ちください!
CAを目指す方は、もちろん(^^)!空、好きですよね!
これまでに機内から見た印象的な景色はありますか?
CAとして長く務めていると、時々上空からの眺めというものが
当たり前に見れるもののような感覚になってくるのですが、
そんなときこそ、私はふと窓から外を眺め、
自分の置かれている環境や、夢を叶えられていることに
改めて感謝するように心がけていました。
私の最も印象に残っている
機内からの景色ベスト3✈をご紹介しますね!
1位✈バンクーバー行きの便で、コックピットから見た天の川と無数の流れ星
これは私の初めて国際線チーフパーサーとして乗務した時の、
とても思い入れが強い経験の一つです。
ちょうど七夕の日でした。
機長のお食事準備と情報共有のために
コックピットに入室した際に見せて下さった光景。
一面が星で埋め尽くされていて、
流れ星の中を進んで行く幻想的な感覚が、忘れられません。
2位✈四国地方上空の鮮やかな緑と海のコントラスト
海に囲まれた四国地方。
陸が見えてくると、海との堺がはっきりと分かり、
また陸の緑色が海に反映されているのか、
エメラルドグリーンのような色とのコントラストがとても美しく、
私が好きな景色の一つでした。
3位✈羽田空港上空の夜景
意外なランクインでしょうか?笑
上空から見る東京の夜景は、やはり圧巻です。
目にする回数はダントツで一位ですが、
何度見ても飽きないほど、やはりこれが日本の中心なんだなぁと
毎回感慨深さを感じさせるものがありました。
あとは、帰ってきた!という安堵感も大きいですね。笑
あえてランキングにしたとき、
日本の景色が印象深く残っているということに、
私自身も少し驚きました!
海外を見ることによって、日本の良さにも気付くと
言われますが、日本の上空からの眺めもまた
海に囲まれた島国という特徴的な
美しさがあるのかもしれませんね。
最後にお伝えしたい、私がCAになって良かったと思うことがこちら、
「自信を手に入れられる」こと。
これは、一生ものの財産だと思っています。
先にお話しした、
1.身も心も引き締まり、
2.笑顔と心配りの達人になることで、好印象を持たれる
ようになることで、自信につながるというのは、
想像できるのではないでしょうか。
それはある意味、
自分の心と体、習慣を磨き続けること
が必要になる環境におかれるからかもしれません。
CAになるまでにももちろん皆さん努力をされていると思いますし、
私もできる事をやり尽くしました。
しかしながら、試験に合格して、厳しい訓練を乗り越え、
CAとしてデビューし、さらにそこから
キャリアを積み上げていくという過程を考えると、
CA受験合格がゴールではありません。
そのあとに待ち叶えている、沢山の経験は、
一瞬一瞬が異なり、とても貴重なものでした。
自分自身を整え、世界中の人との出会いを味わい、
たくさんの刺激を受けながら、
まずは安全を守ること、お客様の笑顔を作り出す事に全力を注ぐ日々は、
大きな自信へと繋がっていきます。
正直くじけそうになる事もたくさんありました!
失敗もたくさんしました。
でもそれらを乗り越える事こそ、自信となって強くなり、
日々の努力や経験がCAとしてだけでなく、
女性としても、人としても、より成長できる職業であり、
困難なことに立ち向かえる自分の強さを感じる事も
できるようになった気がしています。
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いかがでしたでしょうか?
CAさんって素敵!憧れ!と思われる背景には、
内面も外面も自分自身を磨き続けることが必要になる環境
であることと、
非日常空間での仕事だからこそ、常にベストコンディションを維持する必要がある
ことが反映されているのかもしれません。
決して容易なことではありませんが、だからこそ、
このような物理的なことではない本質的なことが、
後にCAという職業を経験したことで得られた財産と思えるものだなと、
私個人的には感じています。
もちろん、皆さんが想像するような
楽しいことや魅力もたくさん詰まった職業ですよ(^^)/
今回の記事が、CAを目指す皆さんの心に、何か響くもの、
また楽しみや一段と魅力を感じて頂けるものがあることを願っています。
このようなお悩みをお持ちの方はぜひ、Believe in(ビリーブイン)までお気軽にご相談ください。ANAで10年のCAキャリアを積み、また、エアライン専門学校でのアシスタント教員の経験も持つ講師が、皆さんの心に寄り添って全力でサポート致します。