コラム

✈CAに向く人の特徴5つ✈

こんにちは!

まだまだ収拾がつかぬコロナの状況ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

エアライン業界も変わらぬ厳しい状況下にありますが、

採用活動がないからと、今ここで気を抜くのか、
それとも今、来たるべき時のために意識を向けた日々を送るか

大きな分かれ道になるかもしれません。

今回は、改めてそのような意識付けにも活かせるようなテーマ

”CAになれる人の特徴”

について、何千人ものCA組織にいた私なりの分析をお伝えしたいと思います。

また、ただ”CAになれる”だけではなく、CAになれた後にも

より魅力を発揮しながら、お客様からも仲間からも大切にされる秘訣でもあると私は考えています。

皆さんのご参考になれば嬉しいです。

✈そもそもCA向きな性格や特徴ってあるの?

もちろん、皆それぞれ異なった性格や魅力があって当然です。

しかし、根底には何かしらの共通した意識や特徴などがあるように感じます。

だからこそ、チームワークとして成り立ち、会社のブランドイメージを維持することに繋げられます。

 

それでは早速見ていきましょう!

1.笑顔が素敵な人

CA=笑顔 といったようなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

当たり前の事のようで、実は…

「CAになりたいけど、笑顔が苦手なんです…」

「笑顔を作ろうとすると、顔がひきつってしまい…」

というようなご相談をよく受けます。

 

そうなんです!

”笑顔”って、改めて意識をすると、結構難しいんです。

なぜならば、笑顔は作るものではなく、自然に表れるものだからです。

普段の生活の中で、皆さんあえて笑顔を作ろう!とする事はあまりないですよね。

家族や友達と過ごす中で、自然と笑顔になっている、面白いテレビ番組を見ていたら笑ってしまった!など、嬉しい、楽しいと心が感じた時に自然と出るものです。

 

つまり心から、

”この仕事が楽しい” 

”お客様に喜んで頂けて嬉しい”

”喜んで何かして差し上げたい”

という想いが湧いてくることで表れるのが真の笑顔であり、

私はそれをよく”心からの笑顔”と呼んでいました。

私がチーフパーサー(最高責任者)として乗務するときには、必ず
「単なる作り笑顔ではなく、心からの歓迎と感謝の気持ちを込めた笑顔で乗務しましょう!」

と同乗クルーに呼び掛けていました。

”心からの笑顔”は、相手に安心感とちょっとした元気をもたらすことができます。

 

笑顔はつくるものではない。

心がそうさせるもの。

 

ということを心に留めておきながら、どんなに小さなことにも喜びや楽しさを見つけ出し、
自然と笑顔になれる”クセ”をつけれるといいですね。

 

写真はロンドンのお気に入りスポット、ハイドパークにて。
ステイ先で散歩するのが好きでした!

2.人と接することが好き

CAになりたいという方で、人と接する事が苦手…という方は
あまりいないかもしれませんが、これは前提となる条件でしょう。

相手に興味を持ち、会話の輪を広げていく。

 

長時間のフライトにおいては特に重要な要素であり、お客様満足度も高まります。

 

人と接することを楽しもうとできる強みは、お客様にしっかりと興味を持ち、

またそこから自分ができる事は何か…という気付きのサービスにも繋がっていきます。

3.所作や振る舞いに気を配っている人

もちろん、どの会社でも入社後に教育や訓練はあります。

 

しかし、完璧でなくても、しっかりと美しい所作、立ち居振る舞いにこれまで
気を付けてきたか否かで、採用試験時の印象は大きく変わります。

 

試験直前から少し意識するようになった…

というようなぎこちなさは、すぐに分かります。

 

入社後の訓練は、あくまでも確認のようなもので、
ここで短期間で矯正できるものではありません。

 

普段から姿勢、歩き方、立っているとき座っているときに脚をしっかりと閉じているか、
物を指すときに指先をそろえているか、 などは最低限意識をして生活をしましょう。

 

日々の積み重ねでしか定着していきません。

 

機内での接客をする姿は、近くからも遠くからも目に入りやすく、常に見られています。

限られた空間で長時間の業務をする中で、その場しのぎの意識では通用しません。

課題だと感じる方は、今ここから修正していく意識を持ちましょう!

 

4.素直な人

一見、関係なさそうな要素に思えるかもしれませんが、とてもとても
重要なのがこの”素直さ”です。

 

⚘素直に共感できる心

⚘素直に気持ちや感謝をお伝えできる心

⚘素直に共感したり、分かち合おうとする姿勢

⚘素直に失敗を認められる心

⚘素直にアドバイスを聞き入れられる器

 

これらがあると、無敵だと私は思っています。

CAの仕事は、日々仲間も異なれば、もちろんお客様も異なります。

 

行先、国、人種、文化、飛行機の機種、天気、対処すべき課題、
様々な日々異なるものに向き合っていく中で、
まずは素直に
立ち向かっていくこと。

 

限られた空間と時間の中で、あれこれ言い訳をしたり
迷っていては対応できません。

 

素直に、誠心誠意こめてお客様、仕事、仲間と向き合う。

シンプルですが、とても大切です。

5.柔軟性がある

”素直さ”にも関連したものですが、
CAは様々な異なる条件や環境に立ち向かう仕事です。

”柔軟性” 言葉を換えれば”臨機応変”に対応できるマインドは必須です。

 

業務においては、いつもの確実なルーティンワークだけではなく、
それに加えていつ何時も、あらゆるイレギュラーが発生した時のことを
想定しながらの業務が求められます。

 

また安全を第一優先にした上で、他の優先順位を常に判断し
実行に移していくことを繰り返す仕事です。

この柔軟性に関しては、私にとって最も大きな課題でした。

しかし責任のある立場になったり、様々な経験を積んでいったことで
克服していけたように思います。

 

その根底には、先にお伝えした要素、

何でも素直に挑戦してみる!

というのがあったからだと思います。

 

そして業務とは別に、渡航先での滞在においても、この柔軟性は欠かせないですね。

本当に様々な国に行きました。

 

初めてインドに行くときはドキドキでした。

でも仕事でこうやっていろいろな国に行けるのは本当にありがたいことだし、
どうせなら楽しまなくては!

と、こちらに関しては ”郷に入っては郷に従う” をモットーに
楽しむことを意識していました。

様々な文化や価値、多くの人々に触れ、実に素晴らしい体験ができるのは
CAという仕事の醍醐味の一つです。

 

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以上、今回は ”CAに向く人の特徴5つ” をご紹介しました。

 

全て最初から備わっていなくてはならない、ということではもちろんありません。

お伝えしたように、私もCAになってから克服したものもあります。

 

また逆にこれら5つ以外にも、備わっていると良い要素はまだまだあると思いますが、
今回は特にCAという仕事において重宝し、重宝されやすいもの、
そしてCAになってからもより輝きながら、心から仕事を楽しめるだろう
と私が考えている要素
についてお話をしました。

 

もし一つでも、

”これは自分にあるぞ!”

というものがありましたら、ぜひ自信にしてくださいね。

そして、その他の要素について少しでも意識しながら、毎日コツコツと鍛えていきましょう。

今回も最後まで読んで下さりありがとうございました!

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著者プロフィール

木村 結

オンライン型エアラインスクール「Believe in」代表、講師。ANA・アシアナ航空にW合格後、2006年にANAに入社。客室乗務員として10年間勤め上げた後、結婚を機に退職。現在は一児の母として育児をしながら、Believe in の代表として、CAを目指す方のサポートに全力で励む。

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