コラム
みなさんこんにちは!
今日も当サイトブログをご覧いただきありがとうございます!
◆今日のテーマ◆
CAになるのに身長制限・年齢制限はあるのか
です。
身長・年齢で無理かな…と諦めていませんか?
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突然ですが先日、私の好きなとある作家さんのセミナーに参加した時の事です。
隣の席に、明るくて気さくで、魅力的な女性が着席されました。
その方と話していたら、
「実は私、CAになりたいと思って憧れていたのですが、挑戦しないままでいて…さすがに32歳ではもう無理ですよね?」
と聞かれたのです。
偶然にも、CAになってみたいけど、きっと無理かな…と一歩踏み出せないでいた方でした。
私はすかさず答えました。
「そんなことないですよ!30代前半でCAになっている方たくさんいますよ!」
その方は驚いた様子で、
「本当ですか?あと、身長も…160㎝くらいなのですが…大丈夫でしょうか?」
とおっしゃいました。
私は「160㎝あれば、問題ないです!諦める必要は全くないですよ!今からでも挑戦して、CAになれる可能性は十分にあります!」
とお答えしました。
すると、
「なんだか希望が湧いてきた!ワクワクしてきました!ちょっと頑張ってみます!」
とおっしゃりながら、その方はとても嬉しそうでした。
このように、「CAになるには、きっと身長が高くて、年齢も20代若めでないといけないんだろうな」というイメージで、CAへの憧れや夢を封印して諦めている方、「実際はどうなんだろう?」と気になっている方は多いのではないかと思います。
そこで、今回はこのテーマについて書かせて頂きました。
国内航空会社における身長規定
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まず、国内航空会社においては、特に身長制限はありません。一昔前までは、確かに身長規定が明確にされていたこともあったようですが、現在は特に募集要項に条件としての明記はされていません。
それでは、なぜCAは身長が高いイメージがあるのでしょうか。
それは、規定はないとはいえ、160㎝以上が基準にされている傾向はあるからです。
見た目の問題ではなく、実際に機内で仕事をする上で、それくらいの身長がないと体がしんどいという事実があります。座席上の物入れに手が届かなくては、お客様のお荷物を収納するお手伝いをすることができません。またその物入れをしっかりと閉めるのもCAの仕事の一つです。
私は身長170㎝ありますが、それでも大型の飛行機だと、物入れを開け閉めするのに、座席横についているステップという足掛けに乗らなくては、届かないこともありました。
とは言っても、繰り返しになりますが身長制限はありません。実際に150㎝台のCAもいました。仕事をする上で多少負担になることもあるかもしれませんが、それを承知のうえで、CAになりたい!という強い意志や、人としての魅力に溢れていれば、もちろん採用される可能性はあります。
外資系航空会社における身長規定
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一方、外資系航空会社においては、身長規定を明確にしているところが多くあります。
「身長○○㎝以上」や「アームリーチ○○㎝以上」というように提示されています。
身長はやはり158㎝~160㎝以上を規定にしている会社が多いです。
「アームリーチ」とは、つま先立ちで手を伸ばして届く高さの事を言います。こちらは205㎝前後を最低基準にしている会社が多いです。機内で安全業務を遂行するために必要な基準として明記されています。
身長に関しては、簡単に変えられるものでもないので、CAを目指しているけれども自分の身長が不安…と感じている方には、とても悩ましい問題ではあるかもしれません。会社にこだわらず、CAになることが目標であれば、小型の飛行機を主に乗務する航空会社等もあるので、選択肢に入れることもできるでしょう。
ぜひ、様々な航空会社の募集要項を見てみてください。
CAになるのに年齢制限はあるのか?
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年齢制限について、特に既卒受験を考えている方にとっては気になるものではないかと思います。
年齢についても以前は制限があったのですが、国内航空会社において現在は、特に明記されていません。
労働法の関係などもあり、以前に比べて、CA受験に挑める方の幅が本当に広がっているのです。
実際に30代から40代の合格者も近年多くいます。
外資系航空会社においても、年齢の下限を提示していても、上限を提示している会社はそれほど多くはありません。(特にアジア系航空会社など一部では、30歳以下としている会社もあります)
これらを踏まえると、もちろん職業柄、体力、健康な体、適応力等が不可欠なので、それらを維持できていることは必要条件となりますが、CAになるのに年齢は昔ほど大きな壁にはなっていないようです。
年齢に応じたそれぞれの”良さ”と”強み”
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以上、今回は身長と年齢についてお伝えしました。
特に年齢については、私が個人的に感じる事があります。
それは、
「年齢に応じたそれぞれの良さと強みがある」
ということです。
あくまでも一例ですが、若ければ、元気に明るく、さわやかさやバイタリティに溢れた活発な雰囲気が出やすいかもしれません。
それに対し、前職や、出産、育児等で経験を積んでからの場合は、視野を広く持ち、きっと様々な場面想定や、お客様、仲間の心理により敏感になった細やかなパフォーマンスを発揮することができるかもしれません。
私は当時、他の職業を1年経験し既卒で入社しましたが、年齢は最年少でした。
自分ができることは、
とにかく素直に、どんな事にも精いっぱい挑戦する。
お客様にも仲間にも、元気に積極的にコミュニケーションをとる。
くらいで、それを意識して実行するようにしていました。
もちろん、その努力は報われ、お客様や会社からもありがたい評価を頂けましたが、もし今、客室乗務員になるとしたら、意識することは全く異なり、できることも幅が広がっているように感じます。
例えば、育児真っただ中の今、現役の頃を振り返ると、当時はお子様連れのお客様の気持ちや大変さを理解しているつもりで、できることは精いっぱいさせて頂こうと努めていましたが、今ならもっともっと寄り添った行動がたくさんできると思うのです。
単に
”若い方がいい” とか、”ある程度経験を積んでいる方が良い”
というのではなく、それぞれの年齢に応じた良さと強みがあるというのを、ぜひ皆さんの自信と勇気に変えて挑戦していただきたいと思います。
お客様にとっても会社にとっても、年齢関係なく様々な要素が必要とされるのです。
「今の自分が持つ強みや発揮できそうな要素は何か」
を今一度じっくり考えてみてくださいね。
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